企画説明 (2015)

京都と東京のジャグリングの現在が交差する、Juggling Unit ピントクル 特別オムニバス公演。


公演に向けて

Juggling Unit ピントクル

舞台芸術としてのジャグリングが一定の深みと広がりをもって追求されるようになったのは、日本ではごく最近のことです。 東京では、この2、3年のうちにいくつものジャグリング団体が立ち上げられており、定期的かつ継続的に舞台公演を行う団体はそろそろ2桁にのぼるような状況です。

今回の企画は、そのような環境下で活動をしている東京の2団体と、京都で活動している1団体で行う合同公演です。 関西では、未だ大きな流れとはなっていない舞台芸術としてのジャグリングの試み。 東京の空気感に京都の我々が触れることで新たな動きが生まれることを、期待、確信しています。

空転軌道

大道芸やサーカスの演目として親しまれている「ジャグリング」。本企画において空転軌道は、そのジャグリングを身体と物体との関わりを広く探求する視点として捉えなおす試みを行います。

空転軌道主宰の小林は京都で在学中にジャグリングを学び、現在東京でプロパフォーマーとして活動しています。縁のある場所でこうした機会を持てることを嬉しく思うとともに、お客様を含め関わってくださる皆様と一緒にジャグリングとそれを取り巻く社会の現在を見つめ直すきっかけとできれば幸いです。

ジャグリング創作プロジェクトfocus

昨今、広がりを見せるジャグリングの舞台公演。しかし、それぞれの団体がそれぞれの場所で完結しており、大きな流れとして認められ、可能性を広げられているかというとそうではないと感じています。

今回の企画により、京都と東京という場所を超え、お互いを刺激しあうとともに、普段とは違う方々に観てもらうことで新しい発見があることを望んでいます。