『秘密基地vol.8』演者紹介1 山下耕平

16 8月

本日から毎日演者のブログを更新していきます。
まずトップバッターはピントクルでおなじみのあのかたです。

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こんにちは、ピントクルの山下です。

ブログを書くのがとても久しぶり。。。
ピントクルの代表を中西に交代してから一年と数ヶ月が経ちました。
秘密基地で数えると交代してから二回目です。もう随分中西中心で動くのに慣れてきているという感じですね。

その間、僕は大学院での研究を中心にしつつ、舞台に出たり、中西みみず作品でダンスの大会に出たりなどしていました。
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今回の秘密基地は演出・出演です。自分で出るのは久々(?)なので不思議な緊張感があります。

 

最近は、道具をつくること、についてよく考えています。

中学高校の頃はよく自作のボールをつくっていました。
単に靴下を丸めただけの物から、ビニールテープをぐるぐる巻いて作ったボール(めちゃくちゃ硬い)や、ボールプール用のカラフルボールに砂をつめたボール(使いやすいけど破裂するとやばい)など。

道具を自作してみたことがあるジャグラーって実はすごく多いと思うんです。
道具を作ろうとするのはほとんどジャグラーの本能なんじゃないか、
というか自前の道具をつくってそれでジャグリングすることこそジャグラーの到達点なのでは、
みたいなことも言いたくなります。(言っている人もいる。)

少し関係ないんですが、The Museum of Juggling HistoryというHPがありまして、ここのPerformers’ PropsというページにはこのHPの運営者(David Cain)が集めた有名なジャグラーの道具たちが紹介されています。
ジャグラーの履歴や動画なんかももちろん紹介されているんですが、メインは「道具」。道具の羅列を眺めるだけでジャグラーの個性が見えてくるような気がしてくるページです。(ちなみに日本人だと矢部亮さんYAYAさんの道具があるみたい)
Francis Brunn (1922-2004)とかTrixie(1920-2001)みたいな歴史的なジャグラーの使っていた道具もあります。
別のページでは1895年以来のジャグリング用クラブの形状の変遷を写真で追ったりもできます。

何が言いたいかというと、
実は道具の歴史こそがジャグリングの歴史なのではないか、
人と同じ道具を使っていたら結局この歴史には残らないんじゃないか、
という気までしてきてしまうな、ということです。
もちろん今は動画があるので、完全にそうなることはないんですが。

でも人が作った道具でジャグリングをしているジャグラーと、自分で作った道具でジャグリングをしているジャグラーの差は実は思っているよりも大きいかもしれない。
ジェイ・ギリガンなんかはこういうことを踏まえて活動をしているのだと思いますが、僕はやっとそれが腑に落ちてきた感じがするわけです。

 

改めてそう考えると、
日本のアマチュアジャグリングがハチリン(エイトリング)や皿回しを生み出してきているのは実にすごいなぁと思います。シガーの形状も日本で随分進化しているようにも思いますし。

それから、新しい道具を作ろうとしてきたこれまでのピントクルの奮闘もやっぱり良いじゃないのと思ったりもします。
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ただ、僕自身に関して言えば、ボールを自作して舞台に乗せるということはしてきませんでした。

なので、今回の秘密基地はそれにチャレンジしたいなぁと思っています。
そういう意味では今回はこれまで以上に挑戦的なことをやることになるのかもしれません。
(あるいはこれこそが実は「ジャグラー」への本当の最初の一歩なのかもしれない!?)

もちろん当たり前ですが、ここで書いた話を踏まえずとも楽しめるものにしますので、気楽に楽しんでもらえたらとも思っています。
あともう少しで本番、僕も楽しみです。
では会場で!

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【秘密基地vol.8空席状況】

8/25 14:00~ △
8/25 19:00~ ◯
8/26 13:00~ 残りわずか
8/26 17:00~ △
残席が少なくなっている回がございます。ご注意ください。
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