『秘密基地vol.8』演者紹介5 染谷 樹

21 8月

皆さまはじめまして、こんにちは、染谷樹と申します。

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今回は、大尊敬している中西みみずさんに声をかけていただき、秘密基地に出演することになりました。身に余る光栄です。頑張ります。

僕は普段は、シガーボックスをしたり、写真を撮ったり、大会の審査をしたりでジャグリングと関わっています。

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今回は、せっかくの秘密基地、ジャグリングの実験と挑戦を、ということで、いつもより純粋に好きなものを好きなように作ってみました。好み全開です。

ということで、「いつか、どこかで、」というタイトルでやらせていただきます。

いつも演技を作る際には自分の中でコンセプトをふわっと決めているのですが、今回はちゃんと説明できるよう、ちょっと真面目に考えてみました。

今回は「場所と記憶」です。

人は、場所に縛られていますよね。心の拠り所、居場所というものもありますが、ひとまず、空間、土地の場所です。

僕自身、今年就職で関西に移住してきて、それを痛感しています。大好きだった東京の家を引き払い、慣れない大阪で生活を始め、関東の友達には簡単に会えなくなりました。関東と関西、案外遠いですよね。

ですが最近、住み慣れないはずのこの街に、時々、懐かしい東京をみます。それはちょっとした路地であったり、駅前の風景だったり、スーパーの駐車場だったり、些細なものではありますが、ちょっとしたものに故郷を見つけるのです。

思えば、人が「場所縛られる」というのは、なにも現在進行形/物理的身体的なものに限らず、時が経て今が過去になったときの、その思い出も効力の範疇のようです。
友達と遊んだ、落ち込んだ、楽しかった、どんな思い出も大体その土地と結び付けられているように思えます。心象風景ですね。
今、僕は青春をイメージすると、どうしても高田馬場の一人暮らしの家を思い起こしてしてしまいます。皆様はどうでしょうか。

このリンクは幸運なことで、僕たち私たちは、物理的身体的に生活環境に囚われていながら、その実、頭の中ではいつでも思い出の場所に飛ぶことができるんですよね。当たり前のことではありますが、最近改めてこれに気がつくことができました。

そして僕自身は特に、任意ではなく、ふとした瞬間唐突に引き起こされる景色のフラッシュバックが好きです。全然意識もしていなかったものが突然繋がる瞬間って気持ちいいですよね。

ということで今回のルーティンは、そんな「意識だけが旅をする/フラッシュバック」をコンセプトに作りました。

以上です。
文章を書くのは照れてしまいますね。

とりあえず、楽しんでいただければ幸いです。

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