虹色結社『いつだって今だもん』を観て

1 2月

僕たちは東山青少年活動センター(通称ヒガセイ)で稽古をすることが多々あるのだけれど、なんだか今日は創造活動室(通称ソウカツ)でなにかがあるみたいで、それが虹色結社「いっだって今だもん」の公演であって、どうやら作者が谷川俊太郎(通称タニシュン)のようで、「夜のミッキーマウス」(通称ヨルミキ)とかの詩が好きな僕は気づいたら席についていたわけです。

全体の雰囲気がカラフルな色彩のおとぎ話のような夢の世界なんだけれど、近未来の世界観が核戦争後でちょっと批評的であったり、過去と未来が「声」でつながってるかんじや、二つの頭をもつ化け物が考えをやりくりするためには「しゃべら」なければならないという話がなんだか詩人ぽいのだけれども、同じ舞台上に「過去」と「未來」という別の時間を表現するかんじや、それらの住人が交錯し、舞台の「外」に駆け出していく様、そして、いつだって「今」だもんという最後の哲学チックな台詞が、僕の知っているタニシュンと別の魅力があって、楽しめました。

そういえば、ちゃっかり、挟み込みにチラシがはいっていました。

dots&holes omote

「DOTS&HOLES」場所は、ヒガセイのソウカツみたいです。

BY中西みみず