秘密基地Vol.10に寄せて
山村佑理です。
こまばアゴラ劇場という演劇の聖地でまさかのジャグリングの公演、それも様々なアプローチでジャグリングと舞台に向き合う若者が計10組も集う今回の「秘密基地Vol.10」。急速なネット社会の広がりと共にジャグリングの普及と多様化の真っ只中だった10年前には、およそ想像のつかなかった素晴らしいカオスに僕も加担できること、心の底からワクワクしています。
僕は10歳でジャグリングを始め、15歳頃よりソロでの大道芸やイベント出演業をしています。傍らでグループ「MOB」として小作品を作ったり、「ながめくらしつ」「Daggle Crew」「頭と口」などのメンバーとして活動したり。2014-16年にはフランスのサーカス学校「LIDO」で修行を積んだり、近年は岩手県盛岡市を拠点に「tasse」というスタジオを運営し、ジャグリングを教えたり、ダンサー・役者・劇作家・ミュージシャン等とのコラボレーションを企画したり。その他にも色々、縁と健康と欲求に素直に、ジャグリングを通じて多様な人と関わることを続けています。
http://yuriyamamura.tumblr.com/
ジャグリングと一口に言っても色々ありますが、僕の専門は「ジャグリングをダシに踊ること」です。踊りたいけど体一つでは上手く踊れないので、ジャグリングを通して外界と触れ合いたい自分の性質を口実に、独りでも人前でも堂々と踊っています。その為の技術や理論の探求もしていて、近年はこの活動を安直にも「ジャグリングダンス」と呼んでみたりもしています。
ジャグリングにおける身体は、一般的に道具が思い通りの運動をするための土台としての機能を果たしますが、僕はむしろ道具の存在に助けてもらう事で身体が思いがけない踊りを見せることが、ジャグリングの大きな魅力であると感じています。
今年でジャグリングを始めて17年目になります。これからも末永く続くであろう僕とジャグリングの極私的な交流の余波を、ほんのひと時でも共有し、あわよくば心も体も一緒に踊っていただけたなら幸いです。
山村佑理
【秘密基地vol.10 空席状況】
・11/14(木)19時~ ×
・11/15(金)19時~ △ (残り2席程度)
・11/16(土)13時~ × / 19時~ ×
・11/17(日)11時~ △ (残り5席程度)/16時~ ○
当日券は各回とも5枚程度、用意しております。
『秘密基地vol.10』(11/14-17)
2019年11月公演情報
Juggling Unit ピントクル主催 オムニバス公演『秘密基地vol.10』
【秘密基地とは】
Juggling Unit ピントクルが運営する「ジャグリングの新たな魅力を開拓する」をテーマにしたオムニバス舞台公演。各団体5~20分程度のジャグリング作品を上演する。
競技スポーツ、舞台芸術、メディア・アートなど多様な幅をみせる現在のジャグリングシーン。それら複数の流れを劇場という空間で繋げ、「する、見る、考える」ことでジャグリング文化の創造を目指す。
【日程】
2019年
11/14(木) 19:00~
11/15(金) 19:00~
11/16(土) 13:00~(※)/19:00~
11/17(日) 11:00~/16:00~
※公演終了後、1時間程度のワークショップあり
ワークショップ情報はこちら
受付開始:開演の40分前
開場:開演の30分前
【出演者】
aube
鈴木仁
田中謙伍
恒吉優紀(※)
中西みみず
focus(※)
福井裕孝
Room Kids & パ技ラボ
山下陽一郎(※)
山村佑理
※一部日程のみ出演
11/14 恒吉優紀
11/15 山下陽一郎
11/16,17 focus
演者紹介ページはこちら
【会場】
こまばアゴラ劇場(東京)
目黒区駒場1-11-13
公式サイト
【予約】
予約はこちらから
https://forms.gle/iK5gcfYBKh4trXaL8
【料金】
大人 3,000円
学生 2,000円
リピート割引 各種1,000円引き
※学生料金について
学生の対象になる方は高校生以下、大学生または専門学生、大学院生です。
受付にて学生であることを証明できるもの(学生証など)をご提示ください。
※リピート料金ついて
2回目以降の観覧におきましては、リピート料金にて観覧することが可能です。
予約フォームの備考にて、リピートであることを明記し、当日の受付にてチケットの半券をご提示ください。
【スタッフ】
舞台監督: 葛川友理
音響: 道野友希菜
照明: 渡辺佳奈、斎藤 浩一郎
宣伝美術: mk(Flow Art Circle LateR)
制作: 新原伶、松前健司
MC とみさこ
主催: Juggling Unit ピントクル
提携: (有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
協力: 浄土複合