【ブログ更新】 「『秘密基地vol.9』演者紹介2 朝」

25 4月

こんにちは。朝と言います。

ジャグリングを始めてちょうど10年くらいです。大学から始めました。
ボールがメイン道具です。

さて、秘密基地なんですけど、僕は発足当時から知っていて第一回公演も観に行っていたりするんですが、その秘密基地に自分が出るというのは今も実感がありません。

というのも、声をかけられるほんの4ヶ月前くらいまでジャグリングを数年間やめていたんですよね。3、4年くらいの空白があります。けっこう長いですね。

その理由は個人的なものなので割愛するんですけど、勢いでジャグリングを再開したはいいけど、僕はどんなジャグリングをやりたいんだろう?ジャグリングでなにを表したいんだろう?ということがまるで分かっていませんでした。

というわけで僕は追加演者という形で公演の2ヶ月半くらい前に出演が決まり、さらにそこから、そもそもなにをやりたいんだろう?という根本のところから演技やジャグリングに関して考える必要がありました。

とにかくやりたいことをやりながら考えることにしました。海の波打ち際でジャグリングしてみたり、花や草木をモチーフにした道具に自作してみたり、ジャグリングの写真を撮ったり、その辺の長い花をちぎってポイにして遊んだり、着ている服飾品だけでジャグリングしてみたり、自分にとってのジャグリングの定義を考えてみたり…出演が決まってからも雑多にジャグリングの実験をして、SNSに動画や写真を投稿してきました。

正直に言って自分がどういうジャグリングをしたいのかはいまも考えている途中です。
ただ、実験しているうちに多様なジャグリングが好きだとか、ジャグリングがあるきれいな風景が好きだとか、なにかしらのコンセプトをジャグリングによって作り出すのが好きだとか、例えばそういうことが少しずつわかってきました。

僕は自由なジャグリングが好きですが、僕の言う自由とは多様さが認められると言うことが意味として大きいと思います。
ボールが苦手だったらポイをやればその人は楽しくジャグリングをできるかもしれない。大道芸的な明るい演技が苦手でも、クールだったりダークな演技も許される場があれば、その人は人前で自分のやりたいジャグリングをすることを楽しめるかもしれない。簡単に言うとそういうことです。
多くの表現の選択肢が持てること。それにより様々な表現をしたい人たちの気持ちが救われやすくなること。

しかし、パフォーマンスにおける多様さが認められるには様々な場が必要だと思います。
もし技術力(難易度)に重きをおく大会があればそれを向上させることが好きなジャグラーは救われやすいし、逆に秘密基地のようなジャグリングの実験を目的とする場だと、ステレオタイプな大道芸的でもなくスタンダードな大会的でもない、あまり一般的ではないジャグリングをしたい人の気持ちが救われやすいですよね。

そういう場があるというのはとても個人的に嬉しいことだし、その意味で秘密基地に誘われたのも嬉しいことだし、僕も実験的なジャグリングが許される場で、今やりたいジャグリングの形のいくつかを実験的にジャグリングをします。実験的ということは、まだ明確には形になってない可能性が高いということだけど、とにかくやってみようという感じです。

出演が決まってからもずっとどんなジャグリングをしたいのか?ということを考えています。
そういうものがきちんと固まってきて、自分らしいスタイルと演技ができるのってあと3年くらいかかるんじゃないかな、3年後に今にないよさのあるジャグラーになれてたらいいなぁということをよく考えます。

なので、自分のやりたい独自のスタイルを模索していたり、ジャグリングでなにを表したいのかをいま考えている人に特に観て欲しいかもしれません。
自由であるとか多様であるのは別に善とは限らないけど、人と違う表現をしたいという気持ちを殺さずに済み、その人の気持ちが救われるというのは一つのいい現象だよね、という僕の個人的な気持ちが少しでも伝わったらいいなと思います。

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。

秘密基地、ぜひ来てくださいね。

 

『秘密基地vol.9』(5/4~6)

5月公演情報

Juggling Unit ピントクル主催 オムニバス公演『秘密基地vol.9』

特設サイトはこちらから

【秘密基地シリーズとは】
3~10分ほどの短編のジャグリング演目をオムニバス形式で上演するシリーズ公演企画。 ステージや野外などとは異なる小劇場という空間で、どのようなジャグリングを体験する/してもらうことができるのかを、時には真剣に、時にはふざけたりもしながら追求していく、実験的な公演です。

【予約】
予約フォームはこちらから
https://forms.gle/axMLmEpgD4xGmbfaA

【日時】
2019年
5/4(土)    19:00~
5/5(日)    14:00~ (公演後 16時からワークショップ)
5/6(月・祝) 13:00~/17:00~

【出演者】

大橋昂汰

金子真弓
木村涼平
幻灯劇場
德光惇晟
中西みみず

【会場】 
スタジオヴァリエ 
京都府 京都市左京区吉田二本松町20-1 
公式サイト

【地図】

【観覧料】
大人 2500円
学生 1500円
リピート 1000円

1 学生料金について
学生の対象になる方は小学生以下・中学生・高校生・大学生または専門学生、大学院生です。
受付にて学生であることを証明できるもの(学生証など)をご提示ください。

2 リピート料金ついて
2回目以降の観覧におきましては、リピート料金にて観覧することが可能です。
予約フォームの備考ににて、リピートであることを明記してください。
あるいは、当日の受付にてリピートであることをお伝えください

【ワークショップ】
2019年
5/5(日) 16:00~18:00
幻灯劇場 「発声します」16:00~17:00
大橋昂汰 「4ボール基礎」17:00~18:00

【スタッフ】 
制作:Juggling Unit ピントクル
舞台監督: 葛川友理
照明: 渡辺佳奈 
音響: 道野友希菜 
宣伝美術:mk(Flow Art Circle LateR)
MC:とみさこ

質問などございましたら、juggling.pintcle@gmail.comやtwitterのDM(https://twitter.com/JugglingPintcle)までご連絡ください。